抱負とプロフィール

張 栩 天元   間違いなく激戦

 山下さんの碁は力強く、独特の感性があり、打っていて感心することが多い。これまでは激しく訳の分からない碁になることが多かったですが、今回も厳しい戦いになるのは間違いないでしょう。王座戦も重なり、去年は自分でも信じられないくらい運よく乗り切れました。今年もどのくらい調子を整えられるかでしょう。持ち時間3時間となったのは、日程が厳しいので有り難いです。注目される中でいい碁が打てるよう頑張ります。

張栩天元
ちょう・う 1980年、台湾出身。林海峰名誉天元に入門し、94年初段、2003年九段。03年、第58期本因坊戦で初のビッグタイトル。04年、第29期名人戦で勝ち、史上5人目の“名人本因坊”に。LG杯優勝など国際棋戦でも活躍。現在、天元・十段・王座・碁聖の4冠王。王座の防衛戦も同時進行で多忙な日程が続く。


山下 敬吾 棋聖   戦う以上は勝つ
山下敬吾棋聖

 張栩さんには顔を見るのがいやなくらいやられています(笑)。圧倒的な強さですが、風穴をあけて碁界をもっとにぎわせないとしょうがない。私自身は調子はいいという感じではないですが、悪くはない。天元戦の本戦トーナメントの相性はいいですが、5番勝負で勝てないのは複雑な気持ち。張栩さんの碁はスピードが速いので、遅れないようにしたい。開幕までに対策を練って臨みます。戦う以上は勝つ気持ちしかありません。

やました・けいご 1978年、北海道旭川市出身。緑星囲碁学園の菊池康郎氏に師事し、93年初段、2003年九段。2000年、第25期碁聖戦で初タイトル。04年、第30期で天元位を奪取するも31期で失冠。32、33期の連続挑戦も敗退。棋聖位を03年に初獲得後、06年に復位し4連覇中。厚みを築いての力強い攻めが得意。