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こうしたサービスを実質的に先取りしている施設が道内にもある。札幌市厚別区の特定非営利活動法人(NPO法人)ホームヘルパーノアは、今の介護保険サービスに加え、三年前から介護保険外で宅老所を併設し、泊まりにも対応している。 静かな住宅地の一軒家二戸を借りて運営。家庭的な雰囲気が特徴だ。利用者は全体で二十人余りで、泊まりは三、四人が利用している。 札幌市白石区で独居生活をしていた女性Aさん(83)は十月中旬から、年末まで約三カ月の予定で、この施設に宿泊している。要介護2。二女夫婦が隣の北広島市にいるが、共働きなので日中の世話ができず、ケアマネジャーの勧めで利用した。 当初、Aさんは「家に帰りたい」とこぼしたというが、二女は「スタッフがみな優しく家庭的な雰囲気なので、母はすぐになじんだ」とほっとした様子だ。家庭で介護のめどがつけば、デイサービスに切り替えることも検討しているという。 ノアの沢出桃姫子(ときこ)専務理事は「地域の助け合いの延長として、事業を始めた。高齢者がその親を見る介護も珍しくないが、家族介護には限界がある。プロの手が必要」と話す。
上川管内美瑛町の「グループホーム虹」は、グループホームとデイサービスを併設、泊まりもサービスに加えた。「利用者と職員はみな顔見知り。大型施設と違い、緊急の宿泊にも対応しやすい」と、領家輝代施設長。「虹」のような「居住」サービスについて厚労省は、必要に応じて併設することで対応する、としている。 地域密着型サービスは、各市町村にサービスの質などを評価する運営委員会の設置が求められている。メンバーは介護保険の被保険者、利用者、事業者、学識経験者などが想定されている。 道社会福祉士会の奥田龍人会長は「狭い地域でのサービスになるため、一定の質を確保するためには第三者による評価が欠かせない」と指摘している。 |
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