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| 2004/02/22(日)朝刊 |
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優先順位つけ整備を
積雪などへの配慮も必要 |
| 道浅井学園大大学院 佐藤克之教授に聞く |
道の福祉環境アドバイザーとして公共施設整備などで指導、助言するかたわら、ユニバーサルデザインの普及に努める道浅井学園大大学院人間福祉学研究科の佐藤克之教授(工学博士)に地域の「福祉のまちづくり」への課題を聞いた。
■施設のバリアフリー化が札幌の中心部などで進んできましたが。
「施設建設と福祉は本来別ものとされ、福祉の観点から施設への注文は、しにくいのが実情でした。しかし、高齢者が増え、ハートビル法などが整備されて同じ土俵で考える必要が生まれました。バリアフリーは施設をつくる時に考えれば安くて済みます。ただ、JRや地下鉄のエレベーターは駅で一カ所だけつければすむ、というものではありません。人が動く線、つまり動線をよく考えて整備する必要があります」
■ユニバーサルデザインなどの道内での取り組みは。
「道は一九九七年に策定した条例に沿って福祉のまちづくり資金制度を創設。アドバイザー制度と共に活用を呼びかけました。それを昨年、改正して拡充。ユニバーサルデザインは、だれもが利用しやすいという考え方です。施設の整備だけでなく、人材育成や講習会などによる啓もうも加えました。七五年には札幌、旭川両市が福祉環境整備要綱をつくっていち早く取り組むなど、北海道はもともと意識が高い。個々のバリアフリー化を点から線、そして面へと広げていくことが大切です」
■道の条例のように、自治体も条例化の動きは進みますか。
「道内は積雪寒冷地という特殊事情があり、この配慮も必要。スロープが落雪で使えないところもあり、自治体も改修を含む連続性のある取り組みが不可欠です。もし既存施設でバリアフリー化の改修がありすぎて困る場合は、優先順位をつけて集中的に取り組むことも大切。地域みんなで赤ちゃんからお年寄りまで、すべてにやさしいまちづくりを考えていくべきだと思います」
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