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| 2004/10/31(日)朝刊 |
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公的な研修制度確立を |
| 人工呼吸器をつけた子の親の会 杉原真己さんに聞く |
ヘルパーによるたん吸引の要請は、筋委縮性側索硬化症(ALS)患者とその家族からにとどまらない。「人工呼吸器をつけた子の親の会」(大阪)で活動する江別市の主婦杉原真己さん(33)に、家族以外の介護者によるたん吸引の必要性について聞いた。
■家族以外の介護者による吸引を認めるよう求めた署名活動には、複数の疾患の関係者が参加しました。
「筋ジストロフィーなど人工呼吸器を使う他の疾患の患者団体も加わり、全国的な広がりをみせました。道内の『親の会』も参加しています。署名が実り、ALS患者に対しては吸引が認められましたが、これは第一歩という位置付け。患者と家族は、他の疾患にも認めるよう引き続き要請を続けています」
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長女のたん吸引を夫と協力して行う杉原真己さん(中央) |
■家族以外がたんの吸引をできる効果は。
「私の場合、長女(3つ)が脊髄(せきずい)性筋委縮症のため、生後七カ月から人工呼吸器をつけています。たんの吸引は、多いときは夜間も一−二時間おきに必要で、介護者には大きな負担です。定期的に訪問介護を依頼する支援費制度のヘルパーがたんの吸引もできれば、介護者である私の負担が軽くなり、長女の『生活の質(QOL)』にも良い効果が期待できます」
■ALS患者以外には、現在も家族と医療従事者しかたんの吸引をできません。
「ヘルパーはたんの吸引どころか、手動式の人工呼吸器のポンプを押すこともできず、ヘルパーを頼んでいる間も介護者が吸引のために常に待機しています。親の会の会員を見渡すと、家族と訪問看護の看護師以外には、ボランティアに吸引を頼んでいるのが現状です」
■厚生労働省の検討会は、たんの吸引に伴う事故の可能性を指摘しました。
「ヘルパーに対する公的な研修制度を確立し、吸引できる部位を決めることは必要です。また吸引を伴う介助には『吸引手当て』のような報酬を加え、財政面からも支えるべきでしょう」
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