強い味方ハイテク消防 アメリカでビルに旅客機が突(つ)っ込(こ)むテロ事件(じけん)があって、現場(げんば)で捜索(そうさく)にあたる消防士たちの姿がテレビにずいぶん登場したね。日本の消防士たちも最新の技術(ぎじゅつ)を生かして、あってはほしくない大きな災害(さいがい)や事故に備(そな)えているんだよ。《写真・文 小華和靖(こはなわやすし)》

新型はしご車
 札幌市消防局を訪(たず)ねました。一番新しいのは三月にお目見えした「はしご車」。はしごはマンションの十六階くらい(五十メートル)まで届きます。コンピューターが「電線に近づいて感電するよ」「強風で危(あぶ)ないよ」「かたむきすぎだよ」などの危険(きけん)を感じて、人間に代わってはしごをコントロールします。ハイテク技術(ぎじゅつ)が消防士を守ります。
新型はしご車
50メートルの高さまでのびるはしご車


トレーラー
 全国で初(はじ)めて、札幌に登場したトレーラー型(がた)の消防車もあります。トレーラー十五台、けん引車が九台。トレーラーには、ボートやせん水具、ヘリコプターが空からまく消火ざい、空気ボンベやたんか、放射線(ほうしゃせん)から身を守る服などを、目的ごとに積んでいきます。

支えん車
 道内で一台だけの「支(し)えん車」と呼ばれる車もあります。有珠山(うすざん)ふん火など、大きな災害(さいがい)のとき、基地(きち)になります。長さ十メートル、高さは三・六メートルもあって、一キロリットルの水を積(つ)んで走ります。まるで大きなキャンピングカーだね。

 テレビやビデオ、ファクス、台所や水洗(すいせん)トイレ、シャワー室、冷蔵(れいぞう)庫や電子レンジも備えています。トイレに流したものはしゅん時にかんそうして、小さくします。ここにもハイテクが使われています。

消防士 これが装備(そうび)だ
消防士の装備のイラスト
消防士の装備のイラスト
消防士の装備のイラスト
このほか、無線機(むせんき)、ロープなどを持つ。全部の重さは約(やく)20キロ。服には700度までたえられるたい熱服、放射線を通しにくい服、7000ボルトまでたえられる服、薬品に強い防毒衣(ぼうどくい)などがある。




トレーラ
さまざまなトレーラーを引いて走るトレーラー型消防車

















支えん車
消防士の活動基地となる支えん車




















 



戻 る
北海道新聞 Copyright(c) The Hokkaido Shimbun Press.