札幌ドームが待っている 日本ハムかっこいい
 プロ野球の日本ハムファイターズが来年、ホームグラウンドを東京(とうきょう)ドームから札幌(さっぽろ)ドームに移(うつ)します。札幌ではこれまであまりプロ野球を見る機会(きかい)がありませんでしたが、来年からは日本ハムの対戦試合(たいせんじあい)の半分近くが札幌で見られるようになります。サッカーのコンサドーレ札幌と同じような地元のチームになるのです。日本ハムはどんなチームなのか、フムフム通信員(つうしんいん)の二人がかんとくや選手(せんしゅ)にインタビューし、試合をじっくり観戦(かんせん)してきました。《文・山村晋(やまむらすすむ)》

ホームランを放つ小笠原選手。試合前、球をよく見てフルスイングすることが大切だと教えてくれました
 札幌市の荒井大輔(あらいだいすけ)君《真駒内南(まこまないみなみ)小五年》と三栖紗也香(みすさやか)さん《新琴似(しんことに)小五年》が取材(しゅざい)した二十四日は、日本ハムが札幌で試合を行う今年最後(さいご)の日。札幌ドームでは試合開始(かいし)の何時間も前から、たくさんの選手がキャッチボールやノック、バッティングの練習をしていました。

 二年連続(れんぞく)の首位打者をねらう小笠原道大(おがさわらみちひろ)内野手(30)に、ヒットをたくさん打つ秘(ひ)けつをたずねました。「よく練習して、よく食べて、よくねること。打つときはボールがバットにあたるまで見て、しっかりスイングすることです」

 また、出るいしている仲間(なかま)を「ホームに返すぞ」と強く思って打席(だせき)に立つと、チャンスに強いバッターになれるそうです。試合中は厳(きび)しい表情(ひょうじょう)の小笠原選手ですが、笑顔(えがお)でやさしく答えてくれました。

ヒルマンかんとくにインタビューする荒井君(右)と三栖さん(左)
 オールスター戦でも活やくした吉崎勝(よしざきまさる)投手(25)には、速くてコントロールのいい投げ方のこつを聞きました。「うでをしっかりふって、あとはぼくの投げ方を研究することですね」とアドバイスしてくれました。

 トレイ・ヒルマンかんとく(40)は練習中、選手の動きをじっと見守っていました。今日はだれが活やくしそうか、調子が悪いのはだれかチェックしているようです。休みの日も選手一人ひとりのことを考え、勝つための作戦をねります。札幌の印象(いんしょう)をたずねるとニッコリ笑い、「すごく美しい。親切な人がたくさんいます」と日本語で答えてくれました。

 積極的(せっきょくてき)に質問(しつもん)していた三栖さんは「ドキドキしたけど、いろいろ聞けてうれしかった」と安心した表情。野球が好きな荒井君は「プロ野球選手って格好(かっこう)いい。もっとチームのことを勉強したい」と話していました。

試合前、日本ハムと西武のかんとくに花束を贈るフムフム通信員の2人
興奮の試合観戦 来年は優勝だ!!

 日本ハムの札幌(さっぽろ)での今年最後(さいご)の試合(しあい)は、西武(せいぶ)戦でした。札幌ドームには二万八千人の観客(かんきゃく)がつめかけ、応(おう)えんにも熱(ねつ)が入ります。

 試合前にはフムフム通信員(つうしんいん)の荒井大輔(あらいだいすけ)君と三栖紗也香(みすさやか)さんが日本ハムのヒルマンかんとくと西武の伊原春樹(いはらはるき)かんとくに花束(はなたば)をプレゼント。プロスキーヤーの三浦雄一郎(みうらゆういちろう)さんがマウンドからボールを投げて試合が始(はじ)まりました。

たくさんのヒットやホームランに喜ぶスタンドの日本ハムファン
 試合は札幌のファンの応えんを受けて日本ハムが大活やく。小笠原道大(おがさわらみちひろ)選手がツーランホームランを打つなど大量得点(たいりょうとくてん)で西武を寄(よ)せ付けず、13-5で圧勝(あっしょう)しました。

 スタンドからはホームランやヒットが出るたびに、ワーッと歓声(かんせい)が上がります。応えん団のたたく大鼓(たいこ)や声えんがドームにひびきわたりました。荒井君は「進めファイターズ勝利の男」とファイターズ賛歌(さんか)を口ずさみ、最初ははずかしがっていた三栖さんも「がんばれ!」と声を張(は)り上げました。

 興奮気味(こうふんぎみ)の二人は「選手は優(やさ)しいし、チームは強くてすっかりファンになりました。来年もドームにきて日本ハムを応えんしたいです」と声をはずませていました。

 今シーズンは今のところ、パ・リーグ四位で優勝(ゆうしょう)は難(むずか)しいですが、来年はみんなも札幌ドームに行き、熱(あつ)い応えんで日本ハムを優勝させましょう。





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