10月(がつ)はじめ、札幌市立清田小学校(さっぽろしりつきよたしょうがっこう)に加賀城匡貴(かがじょうまさき)さん(31)と史典(ふみのり)さん(29)の兄弟(きょうだい)で活動(かつどう)する芸術(げいじゅつ)グループ「スケルツォ」がやってきました。子(こ)どもたちに手伝(てつだ)ってもらい、1週間(しゅうかん)かけて学校(がっこう)のコマーシャル(CM(シーエム))ビデオを作(つく)ったのです。アーティストたちが、ふだんどのように作品(さくひん)を作(つく)っているのかを、少(すこ)しだけ見(み)ることができました。《古家昌伸(こいえまさのぶ)》
テーマは学校の「めあて」 ビデオ、音楽でたのしく
| コマーシャルのさつえい開始(かいし)。スタッフの漆崇博(うるしたかひろ)さんに続(つづ)いて行進(こうしん)! | |
スケルツォは、兄(あに)の匡貴(まさき)さんが身(み)の回(まわ)りのいろいろな物(もの)をさつえいしたビデオをパソコンで編集(へんしゅう)し、弟(おとうと)の史典(ふみのり)さんが作曲(さっきょく)した音楽(おんがく)を合(あ)わせて作品(さくひん)を完成(かんせい)させます。匡貴(まさき)さんの説明(せつめい)(ナレーション)を聞(き)きながらお客(きゃく)さんに見(み)てもらいます。
| 給食(きゅうしょく)の時間(じかん)。加賀城(かがじょう)さんが作(つく)ったコマーシャルを食(く)い入(い)るように見(み)つめる子(こ)どもたち | |
| ふれあい祭(まつ)りでも発表(はっぴょう)したコマーシャル。「映(うつ)ってる、映(うつ)ってる」 | |
清田小(きよたしょう)で作(つく)ったビデオは、給食時間(きゅうしょくじかん)の校内放送用(こうないほうそうよう)です。「ろうかを走(はし)らない」という学校(がっこう)の「めあて」をPR(ピーアール)するコマーシャルですが、子(こ)どもたちや先生(せんせい)には、どんなものになるのか分(わか)かりません。最初(さいしょ)の日(ひ)は、ろうかをみんなで行進(こうしん)する場面(ばめん)や、校庭(こうてい)で遊(あそ)ぶ場面(ばめん)をビデオさつえいしました。
「どんな風(ふう)に映(うつ)っているのかな」。さつえいしたビデオは、次(つぎ)の日(ひ)の給食時間(きゅうしょくじかん)に少(すこ)しずつ流(なが)れます。「スピードを落(お)とせ」などの標語(ひょうご)に交(ま)じって、友(とも)だちや先生(せんせい)の姿が映(うつ)ると大喜(おおよろこ)びです。
スケルツォがさつえいしたビデオは、十四日に清田小体育館(きよたしょうたいいくかん)で開(ひら)かれた「ふれあい祭(まつ)り」で、お父(とう)さんやお母(かあ)さんにも総集編(そうしゅうへん)を見(み)てもらいました。ギターやトランペット、トロンボーンなどの演奏家(えんそうか)もやって来(き)て、スケルツォのビデオ作品(さくひん)に合(あ)わせて演奏(えんそう)しました。
最後(さいご)は、史典(ふみのり)さんが校歌(こうか)を明(あか)るい音楽(おんがく)に編曲(へんきょく)した「サンバで校歌(こうか)」も歌(うた)いました。ビデオさつえいの合間(あいま)に、歌(うた)とおどりの練習(れんしゅう)をしてきたのです。「はずかしい」という子(こ)もいましたが、最後(さいご)は元気(げんき)いっぱいにおどり、匡貴(まさき)さんも「みんなカッコいい」とほめていました。
加賀城さん兄弟 子どもたちとの活動初めて
| さつえいしたビデオを編集(へんしゅう)する加賀城匡貴(かがじょうまさき)さん(右(みぎ))と史典(ふみのり)さん | |
加賀城(かがじょう)さん兄弟(きょうだい)による「スケルツォ」が、小学校(しょうがっこう)で子(こ)どもたちといっしょに作品(さくひん)を作(つく)るのは、今回(こんかい)が初(はじ)めてだったそうです。
匡貴(まさき)さんはこのように話(はな)していました。「子(こ)どもたちの反応(はんのう)がとても素直(すなお)でおどろきました。放送(ほうそう)された給食時間中(きゅうしょくじかんちゅう)、放送室(ほうそうしつ)にいたぼくには教室(きょうしつ)のようすは見(み)えませんが、みんなが笑(わら)ったり、喜(よろこ)んだりしている声(こえ)が聞(き)こえてきました。ふだんは大人(おとな)むけに、少(すこ)し考(かんが)えながら笑(わら)ってもらえる作品(さくひん)を作(つく)っています。ふれあい祭(まつ)りで見(み)てもらったのは、ちょっと難(むずか)しいかもしれませんが、今(いま)はわからなくても、大(おお)きくなって、あのとき見(み)たのはおもしろかったな、と思(おも)い出(だ)してもらえたらいいですね」
二人は、札幌(さっぽろ)の「エスエア」という団体(だんたい)が考(かんが)えた、「アーティストがふだん何(なに)をしているのか」を子(こ)どもたちに見(み)てもらう「アーティスト・イン・スクール」の活動(かつどう)で、清田小(きよたしょう)にやってきました。このスクールは、十一月(がつ)六日から胆振管内豊浦町立大岸小(いぶりかんないとようらちょうりつおおきししょう)で、来年(らいねん)には札幌市立山(さっぽろしりつやま)の手南小(てみなみしょう)や有明小(ありあけしょう)でも開(ひら)かれます。どんなアーティストが学校(がっこう)に来(く)るのかな? 楽(たの)しみに待(ま)っていてね。 |