私の仕事はプロゴルファーです。みなさんのお父さんやお母さんにも、ゴルフを楽しんでいる人がいるでしょうし、君たちもパークゴルフやゲームでゴルフのことをよく知っているかもしれませんね。
プロには、全国各地で行われるゴルフの大会に出場するツアープロと、練習場などでゴルフを教えるレッスンプロがいます。
だれもがツアーで賞金をかせぎ、生活することができるわけではありません。大会に出る人数には限りがあり、年間の賞金ランキングの上位の選手から出場権があたえられるので、みんな必死なのです。
五十歳になると、シニアツアーという競技もあり、私は三年前からシニアの大会にも出ています。六月初めには全米プロシニア選手権というアメリカの大きな試合で戦ってきました。
どんな仕事も同じだと思うけれど、ゴルフを仕事にしているのも楽ではありません。試合はだいたい、木曜日から日曜日までの四日間ですが、火曜日には試合会場のゴルフ場に入って練習するので、休みはふつう月曜日だけです。
家族といっしょに過ごせる時間がとても少ないのです。試合に出ていると旅行の連続になりますが、日曜日の夜には必ず、兵庫県西宮市の自宅に帰るようにしています。
小学生の男の子が二人いて、できるだけいっしょにごはんを食べたり、話したり、遊んだりしたいからです。
二人の息子のうち、小学二年生の弟は、難しい病気にかかっています。三歳のときから病気とたたかっているのですが、その姿を見ていて「子どもはとにかく健康であってほしい。あとはなにも望まない」という気持ちになります。
みんなは元気に過ごしていますか。
健康にめぐまれているなら、テレビゲームばかりしていないで、外でうんと遊んでほしいと思います。勉強はそんなにできなくとも、体さえじょうぶであれば何事にもがんばれます。健康のありがたさを、知ってほしいな。
難病とかハンディがあっても、苦にするばかりじゃなく、必ず乗りこえることができると思ってほしい。絶対に負けちゃいけないよ。 |