| Q 信頼性は十分か A 数字上がれば誤差拡大/10%だと4.2ポイントの幅 |
| 視聴率は統計上の数字であり、誤差を含んでいる。ビデオリサーチによると、例えばある番組の札幌地区の世帯視聴率が10%だったとすると、プラスマイナス4・2ポイント(5・8−14・2%)の間に真の視聴率の値があるという。これが20%だと同5・7ポイント、30%では同6・5ポイントと誤差が拡大する。 「発表された視聴率を、誤差を含めて、同じ時間帯の各局の番組で比較すると、ほとんどの番組は横並びになってしまう」と道内の放送関係者は指摘する。 だが、示された数値は、放送局側に絶対的な影響力を持つ。民放局の主要な収入源のひとつで、番組の切れ目などに入るスポット広告が、前四週の視聴率を基に計算されて広告料金が決まる仕組みになっているからだ。 民放局は一日の広告放送時間が限られており、どうやって時間当たりの広告単価を上げるかに苦心している。その尺度が視聴率。ビデオリサーチが独占して調査しているため、数値が独り歩きする可能性もある。 道内局の編成担当の幹部は、「視聴率の取れる番組を作ろうとすれば、在京の親局(キー局)とも似通ってしまう」と、番組制作に視聴率が影響を与えている実態を話す。視聴率を上げることになりふりかまわぬキー局の姿勢が、放送文化の発展に影を落としている。 |
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