もっと知りたい 20年ぶり新札発行

<めもらんだむ>

 紙幣の正式名称は「日本銀行券」。日銀法第四六条に基づき、日銀だけが発行する。日銀とともに発行計画などをつくる政府の担当部署は財務省理財局。印刷するのは同省印刷局だ。

 印刷局には「工芸員」という専門職員が約二十五人いる。半数は紙幣のデザインを受け持ち、残りは細かい彫刻を施した紙幣の原版を作成。ひと通りの彫刻技術をマスターするには十五年から二十年かかるとされ、戦後の新札発行も、ほぼ二十年ごとに行われてきた。

 印刷局六工場のうち、日本銀行券を印刷するのは東京都北区、神奈川県小田原市、静岡市、滋賀県彦根市の四工場。紙幣の寿命は一万円札で三−四年、それより使用頻度の高い千円札と五千円札は一−二年程度。同局は毎年三十億枚ほどの新札を製造し、小田原には偽造防止技術などを開発する研究所がある。

 紙幣だけではなく、官報や国会の議事録などを印刷するのも印刷局の仕事。二〇〇四年度には財務省から分離して独立行政法人となる予定だ。
    

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北海道新聞
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