| Q どんな印刷技術で A 光で変わるホログラム/最新、極秘手法も導入 |
| 財務省は、日本の紙幣の偽造防止技術を「世界最高水準にある」(理財局)と説明する。偽札の発生枚数も、増えているとはいえ、米ドル札の三百分の一、旧ドイツマルク札の十分の一程度だ。しかし、新札発行にあたっては、現在の技術に最先端の手法を加え、より「偽造に強い」紙幣を目指す。 初めて採用される技術の一つが「すき入れバーパターン」。エックス線などを当てると棒状の模様が浮かび上がる。一万円札と、五千円札には、角度を変えると光の加減で色や模様が変わる「ホログラム」も初めて導入した。この技術はユーロ札でも使われた。 「マイクロ(微小)文字」や、紫外線に反応する「発光インク」は現在の紙幣にも使われているが、傾けると模様や数字が現れる「パールインク」と「潜像模様」は二千円札から採用された技術だ。 このほか、海外でもまだ例がない最新技術も採り入れる予定だが「偽造をもくろむ側に情報を与えるとまずいので説明できない」(財務省理財局)と“極秘”扱い。 ところで、これまでの紙幣で肖像画の大半にヒゲのある男性が選ばれてきた理由は、ヒゲの部分が偽造しづらいためだった。 今回の新札で五千円札には樋口一葉が女性として戦後初めて採用されるのは、偽造防止の技術が進んできたことの証しともいえそうだ。 |
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