もっと知りたい 核燃料サイクル計画

<めもらんだむ>

 核燃料サイクル実現に向けた動きは、原発不信を背景に暗礁に乗り上げたままだ。同サイクルの最終目標で、使用済み核燃料を再び原子炉で燃やすための高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)は、一九九五年のナトリウム漏れ事故で停止。もんじゅの代替策のプルサーマル発電も、関西電力や東京電力の原発不祥事などで、地元住民の反発が強く、実現の見通しが立っていない。

 核兵器開発につながる余剰プルトニウムの保有は国際的に認められない。このため、プルトニウムを消費するプルサーマル発電ができない以上、二○○六年の運転開始を目指す再処理工場も動かせない。一方、全国の原発で発生する使用済み核燃料は増え続けており、国、電力業界は待ったなしの局面を迎えている。

 米国やヨーロッパの一部の国では、核燃サイクルは経済的リスクが高いことなどを理由に、使用済み核燃料を再処理せず、直接地層に埋めて処分する「ワンススルー」方式を採用。資源を輸入に頼る日本は全量再処理路線をとっている。


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北海道新聞
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