もっと知りたい サムターン回し

Q 防ぐ手段あるの
A 複数カ所に対策が有効

 全国防犯協会連合会は二○○○年七月、ピッキング対策を施した「CP−C」錠の認定制度をはじめ、これまでに二十二社四十九種類四百三十九型式を認定した。ほかには、ピッキングを使った際に振動を感知する「ピッキングアラーム」や補助錠も販売中だ。

  本州のサムターン回しでは、郵便受けやドアののぞき穴を壊して開錠用の針金を挿入していたほか、ドア付近にドリルで穴を開けた例が目立つ。この場合には、針金に引っ掛からないようにするためサムターンを覆うカバーなどが有効だ。

 ただ、空き巣犯罪と防犯対策はいたちごっこが続いている。本州では最近、「カム送り」という手口の被害が出てきた。鍵穴を覆う金属部分を浮かすなどして、そのすき間から針金状の工具を差し入れ、かんぬきを動かす部品(カム)を押して開ける。ガラス窓をライターやバーナーで焼き、加熱後に水を掛けるなどして破る「焼き破り」も急増中だ。高度な技術が不要で、侵入の際に音が小さいためだという。もっとも、いずれの手口についても、対策用品は市販されており、道内では鍵店やホームセンターなどで購入できる。

空き巣対策用品の売り上げベスト5
(東急ハンズ札幌店まとめ)
1 サムターンカバー(350円)
2 あきすばん(丸型のサムターン、1480円)
3 窓ガラス用心(窓ガラス振動ブザー、4500円)
4 アーマーガード(窓ガラス防犯フィルム、3300円)
5 ピッキングセンサー(ピッキング振動ブザー、3980円)
 道警は「空き巣を完全に阻止するのは 難しいが、侵入に手間取り、あきらめる目安は五分。入りやすい場所を探すので、防犯対策は各所に施すことが有効」と指摘する。また、防犯カメラの設置された住宅は避ける傾向にあり、侵入の際に防犯ブザーが鳴ると逃げ出す例が大半だという。道防犯団体連合会は昨年から、ピッキング対策の鍵、防犯カメラ、強固な窓ガラスなど六十項目の基準を満たしたマンションについては「防犯モデルマンション」に認定する事業も始めている。


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北海道新聞
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