| Q 成功のカギは A 固定客つかむ工夫必要 |
| 先進事例の「北の屋台」は、売り上げも順調に伸びている。各店舗の月平均売上高はおよそ百三十万円。総売上高は初年度の二億百万円から、二年目は前年度比14・5%増の二億三千万円、三年目は12・5%増の二億五千八百万円に増えた。今年七月は、第二期移行準備のため十一日間の休業期間があったにもかかわらず、一カ月の売上高が過去最高の二千八百九十六万円を記録。客単価も同じく過去最高の千七百五十七円となり、ビジネスとしても成り立つことを証明した形だ。 菓子メーカー道内大手の石屋製菓(札幌)が、小樽に来春、新たな屋台村を開業するのもビジネスになると見込んだからだ。同社は「小樽での観光事業の第一歩」と位置付ける。 ただ、固定客をつかみ、飽きられない工夫は欠かせない。それぞれの屋台村が掲げる、新鮮な地場の食材を生かした「地産地消」もその一つ。北の屋台では、「ナガイモ月間」「カボチャ月間」などとして、旬の野菜をテーマに各店舗が競作料理を作り、メニューを競い合う。 また、第二期では店舗の半数を“新顔”に変える一方、意欲はあるが資金のない二組を組合が雇用。出店資金を出し、月十三万円の給料も支給する「起業塾」を始めた。 屋台村に入居する店舗それぞれの魅力アップはもちろん、各店舗が連動して屋台村全体の魅力を上げる企画、話題作りは欠かせないということだ。マチの再生を目指す屋台村は、まだ始まったばかり。屋台村にかかわる人も、訪れる客も、地域の人も楽しめる場をつくるために息の長い取り組みが望まれる。 |
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