原油を原料としたポリエチレン製レジ袋は、一九七○年代に登場。軽くて丈夫なことから、買い物かごなどに取って代わった。今では、国内で年間三百億枚、一人当たり三百枚近く使用している。だが、九五年に容器包装リサイクル法が制定され、ペットボトルやガラス瓶などと同様、削減・再利用の対象となった。
レジ袋は家庭から出るプラスチック製容器包装ごみの一割を占める。環境省の中央環境審議会と経産省の産業構造審議会はこのほど、同法改正に向けた中間取りまとめで「有料化を通じて削減すべきだ」との方針を相次いで打ち出した。今秋の最終取りまとめを経て、来年の通常国会で改正法成立を目指す。
ただ、レジ袋の有料化を法的に義務付けると、憲法上認められている「営業の自由」の侵害にあたる恐れがあり、両省は業界団体ごとに自主協定を結ぶ方式を想定。対象業種については「最低でもスーパーとコンビニでは実施したい」というが、業種を限定した場合、「狙い撃ちだ」との反発も予想される。 |