全国各地で発覚した談合事件を受け、国土交通省は、国発注の事業で行う一般競争入札の範囲を段階的に拡大。従来の「予定価格七億三千万円以上」から、二○○五年十月末に「三億円以上」とし、さらに同省の一機関である開発局は○六年五月末から独自に「一億円以上」に変更した。
この結果、入札全体に占める指名競争入札の比率低下の一方で、一般競争入札が増加。これに伴い、落札率(予定価格に対する落札額の割合)も、低落傾向が顕著になっている。小泉純一郎前政権の「構造改革路線」を受け、公共工事の数や予算が減少していることも、その傾向に拍車を掛けている。
開発局は、落札率が75%前後の入札を低価格入札と位置付けているが、同局の発注事業では年を追って低価格入札が増加。二○○○年度は十八件だったのに対し、○六年度は六十七件に上った。
 |