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| 増える社会人大学院生 異業種で刺激 職場に還元 夜間や週末 時間やりくり |
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| 2006/02/08(水) | ||
札幌市中央区北五西五のsapporo55ビル三階にある小樽商大の札幌サテライト。大学院商学研究科アントレプレナーシップ(企業家精神)専攻の大学院生たちが夜間の講義を真剣なまなざしで受けている。 二○○四年四月に開校した同大学院は、国際的な学位「経営管理修士」(MBA)が取得できる。経営管理の事業計画書を作成する能力を高め、新規事業開発、起業、組織改編にあたる人材育成を目指す。一年生三十九人、二年生三十八人が在籍し、二十代から五十代まで平均年齢は三十代後半。ほとんどが社会人で、職業は保険会社社員、公務員、税理士、会社社長などさまざまだ。 「みなバイタリティーがあり、刺激になる」と話すのは一年生・本田竜也さん(41)。札幌市内の小売り関係の会社で管理部長を務め、会社側の薦めで入学した。平日は午後六時半から二コマ(各九十分)ある講義のため、週数回、仕事を早く切り上げ、翌朝七時から出社するなど時間を工夫している。 通信教育でマーケティングを学んだことはあったが、異業種の大学院生たちと討論を重ねることで、物事の考え方や視点も変わった。「今までは勘と経験に頼っていたが、物事がなぜそうなるのか−一歩止まって考えるようになった」という。卒業後は「ここで学んだことを会社に還元し、後輩とともにどうしたら会社が生き残っていけるかを考えたい」という。 本田さんと同期で、市内の土木関係会社で総務部長を務める金戸鈴枝さん(52)は二つの目的で入学した。一つは社内の組織改革に向けた学習、もう一つは退職後の目標である、末期患者のケアを行う在宅ホスピスを経営するための事前準備だ。学費は二年間で約百四十万円かかるが、「いい仲間もできた。勉強しようと迷っている人がいたら、やってみるべきだ」とアドバイスする。 「経営戦略」などの科目を受け持つ玉井健一・助教授は「異業種の社会人が意見をぶつけ合うことに力を入れている。みなモチベーションが高い」と期待を込める。 一方、同じMBA取得を目指す大学院経営学研究科修士課程を二○○○年、道内で先駆けて開学した北海学園大は、これまでに四十一人の卒業生を送り出した。最近は看護師など医療、金融関係のほか、高校・大学の教員もおり、「学費を補助する国の給付制度も利用でき、ニーズは高まっている」(同大)という。 道学事課によると、道内には国公立九大学、私立十九大学が大学院を開設、定員の二倍以上に当たる八千七百人が在籍する。近年は北大の公共政策大学院、道教大のサテライト大学院、天使大の看護大学院など社会人のスキルアップを目指したものが増えている。 |
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