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2006/08/22(火) |
| 職場体験 プロ意識学ぶ 札平岸高デザインアートコース 開設2年目「進路で結果」目指す |
中央区の寺島デザイン制作室。今月九日、二年生七人と一年生二人が、デザイナー七人から、手がけた仕事を題材に、デザインの狙いや発想法、完成までの顧客とのやりとりについて説明を受けていた。 ◆名刺にも驚き グラフィックデザイナー佐藤健一さん(28)が見せたのは個性的な名刺の数々。保険プランナーの名刺は何と三枚つづり。「アクションを誘う名刺が目標。口コミで客が増える仕事だから、もらった人が名刺をちぎって知人に渡せるようにした」と佐藤さん。広瀬礼佳さん(二年)は「発想が違う。名刺でここまでやれるとは」とびっくり。「依頼主の話を聞き、期待を上回る提案をするのが仕事」との話に、今井紗季さん(同)もうなずく。 「こっちの方が格好いいのに、なぜ客は別のを選んだのか」。別のデザイナーを質問攻めにしていた染矢輝君(二年)は「プロがどう考えてデザインするか。説明してくれること全部が勉強になる」と満足そう。 クリエーターの自主組織「札幌アートディレクターズクラブ」の事務局も務める寺島代表は、大学生の職場体験を受け入れるうち、もっと早い段階から受け入れたいと考えた。「プロの仕事に触れ、高い意欲を持って過ごす時間が三年間増えれば、その分、力が伸びる」。同コースの誕生を聞き受け入れを申し出た。 同コースの生徒が制作の現場に触れたのは、これが初めて。コース開設に携わった吉岡隆教諭は「デザインは、社会とのかかわり。だが、学校の課題は制作から評価まで校内で完結してしまう。『客』の存在に気付くには、職場体験が有効」と話す。 広瀬さんらは、豊平区保健センターの依頼で「野菜かるた」の絵札をデザインしたことがある。吉岡教諭は、商品化につながる制作に取り組ませたいと現在、企業回りをしている。 ◆在学中に賞を 「在学中に賞をとろうが合言葉」。一期生は昨年度、次々にコンテストに挑み、「Docomoクリエイターズカップ2005」で粘土アニメが大賞に輝くなど、実績を挙げた。二期生はアニメやゲームなどのクリエーターを夢見る生徒が多く、同校では人気アニメ制作会社のプロデューサーをはじめ、多彩な客員講師を道内外から招き、特別授業を行っている。 コース生の過半数は美術系の大学か専門学校への進学を希望している。普通科の枠の中で、目的意識をもった生徒の「もっと深く学びたい」という思いにどこまで応えていくかが、同コースの課題だ。 |
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