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6区 旭川市 本流争い市長も試練
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| 自民公認の元職今津寛の返り咲きに懸命の自民党関係者が、声をひそめる。「今津が勝てば、流れは一気にこちらに傾く。今度の選挙は、実は旭川の保守本流を決める戦いだ」 旭川市一市が選挙区である6区の自民党内には、旧2区時代に身内同士でしのぎを削った今津と元職の上草義輝、それに7区(旭川市を除く上川、留萌、宗谷管内)の自民前職金田英行の三派の流れが残る。昨年の道議選でも各派の候補がし烈な戦いを展開、しこりはなお消えない。民主前職佐々木秀典との事実上の一騎打ちを今津が制するには、党内一本化が最低条件だ。 その今津陣営がいま、最も手を焼いているのが、旭川市長菅原功一との関係だ。市議に同期で初当選、道議を志したのも同じ時期。次代の自民を担うライバルとして歩んできた。 旧2区時代、「自民最強の候補」と言われ、保守本流を自負してきた今津だが前回、政治生活で初の落選の憂き目に。その間に、上草派の流れをくむ菅原は、民主の支援も得て九万票の大量得票で市長再選を果たし、一気に保守本流にのし上がったかに見えた。 ところが昨秋以降、菅原の政治資金問題など市政の一連の問題が噴き出し、情勢は一転して流動的に。今津派の市議が追及の先頭に立ったことで「主導権奪回に向けた今津派の策略」との憶測も飛び交った。 こまめに各党に顔を出し、全方位外交が売り物だった菅原はそれ以来、態度を硬化させ、四月に開かれた今津の政経パーティーも欠席。市長周辺は「今津はいまや政敵。一連の問題で支えてくれた民主への恩義もある。今後の集会も出席する気はない」と菅原の胸中を察する。 一連の問題で菅原は、「人気も地に落ちた」と周辺の市議さえ認める状態。しかし、今津にしても「政治生命をかける」というこの総選挙に敗れれば、再び菅原に流れが傾くことも「十分あり得る」(自民関係者)。今回が保守の「覇権」を争う選挙にも位置づけられるのは、こうした背景からだ。 そんな中、来夏の参院選出馬を探る上草が四日、6、7区の自民候補を支援する意向を明らかにした。衆院五期、道北に根強い基盤を持つとはいえ、留萌管内出身の上草の旭川での影響力は7区ほどではない。 しかし、「上草と菅原の支持層は、かなりの部分で重なる。上草の支援は言葉以上に重い」と今津陣営幹部。自民三派体制という中選挙区時代のあつれきの中で、対立候補である佐々木と、ライバルの菅原の動向をにらんだ複雑な「二正面作戦」が続く。 (敬称略) |