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7区 旭川市を除く上川、留萌、宗谷管内 保守陣営の確執なお
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| 公示翌日の十四日、稚内と利尻、礼文両島を結ぶフェリー船上に、今回の衆院選出馬を断念した元代議士、上草義輝の姿があった。新進党から自民に復党した上で、自民前職金田英行の支援に向け、道北に根強く残る自らの支持者らを説得するための離島行脚だったが…。 「反応は両極端。私の考えを納得してくれた人もいるが、強硬な人もいる。参院選出馬の担保を聞かれても、努力するとしかいえない」。上草は金田支援を足掛かりに、自民から来夏の参院選出馬を狙っている。だが、「本当に出られるのか?」と確約を迫る後援会関係者もいた。 旧2区時代、道北の自民・保守層は金田、上草、それに道6区の元職今津寛の三派が競合。初の小選挙区となった前回は、新進に移籍していた今津が選挙直前に自民に復党し、三派の関係は一層複雑になった。 今回、自民党として初めて一枚岩で戦う態勢ができたとはいえ、上草支持層には、金田への反発が想像以上に根強く、保守一本化は容易ではない。「今でもライバルは桜庭(康喜、民主新人)ではなく、金田だ」−。留萌管内の上草後援会幹部はそういって敵意をむき出しにする。 前回、落選した上草の7区全体の得票は約五万二千票。一方で、六万三千票を獲得しながら、わずか三千票差で涙をのんだ桜庭にとっても、この上草票が魅力でないはずがない。 十三日の公示直後、金田が上草の地盤、留萌管内で「上草先生の思いを受け止め頑張る」と連呼すれば、桜庭も負けじと同管内に選挙カーを走らせ、「私も上草さんと同じ道北育ち。彼の分まで働かせて」と絶叫。桜庭選対本部幹部は「果敢に上草支持層へのアタックを続ける」と手綱をさらに締める。 上草は離島行きのフェリーに乗り込む直前の十四日朝、稚内市内で金田と短時間合流し、有権者を前に固い握手を交わしてみせた。「やはり上草さん本人が動いてくれると手ごたえが違う」と稚内の金田陣営幹部はいう。とはいえ、上草が牙城(がじょう)としてきた留萌管内の金田陣営からは「上草支持者は、うちの事務所に全く来ない」と不信がなお残る。 上草本人の将来の政界復帰をかけた決断と、保守陣営内で長年培ってきた憎悪にも似た感情との振幅の中で、日本一広い選挙区に散らばった上草票はどう動くのか。各区で注目を集める公明票並み、いやそれ以上に、生殺与奪のカギを握っている。 (敬称略) |