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8区 渡島・桧山管内 公明動向に右往左往
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| 四日夜、函館市民体育館で開かれた公明党時局講演会。支持団体・創価学会の会員ら約五千人が埋め尽くし、「比例代表は公明党」の熱気が渦巻く中、あいさつに立った参院議員の風間昶は、民主党代表の鳩山由紀夫の公明批判発言を非難し、「ご当地における(民主党)候補を応援するわけにはいかないと明言する。ハチミツの後はサトーと言わせていただく」とぶち上げた。 8区でしのぎを削る民主党前職鉢呂吉雄を「ハチミツ」、比例代表自民党前職の佐藤孝行を「砂糖」にたとえ、佐藤に対する支援とも受け取れる内容。風間はすぐに「これは私だけの考え」と断ったが、両陣営には極めて刺激的な一言となった。 8区の公明関係者は「今すぐ選挙があっても一万七、八千は動かせる」と言ってはばからない。前回、勝利した鉢呂と佐藤との差は一万五千六百票。同党の函館市議、志賀谷隆は「前の総選挙では道2区(札幌市北、東区)の長内順一(前期で引退)勝利のため、全道で運動を展開、私も札幌に入った」。公民協力の戦略から、8区で最大三万票とされる公明票の多くは前回、鉢呂に流れた。 自公保の政権枠組みに、民主党代表鳩山の公明批判発言−。情勢の様変わりに、鉢呂の選対本部長を務める連合渡島地協代表鹿島壮市は五月中旬、「今回も何とか支援してほしい」と公明党道議吉田恵悦(函館市)に電話で泣きつき、鉢呂には「私の考えは鳩山代表とは違う。公明とは連携できる」と釈明会見までさせた。 一方、佐藤は五月二十日、渡島管内上磯町での公明党の集会に出ようとしたが、「組織決定されていないので…」と直前になって、やんわり断られていた。 両陣営が公明票の動向を十分つかみきれない中での風間発言。鉢呂陣営は「まずわれわれの基礎票を固めることが先決。公明票はその後のこと」と、冷静さを装いながらも真意を測りかねる。一方の佐藤陣営は、慎重に言葉を選びながらも「流れができてきたのかもしれない」と受け止める。 解散直前の五月三十日、創価学会の北海道の最高幹部が函館入りしていた。用件は選挙とは別だったとされるが、鉢呂、佐藤陣営とも「来たことを知らなかった」と接触できず、「情勢探りではなかったのか」と憶測が広がった。 その幹部の函館入りと、この日の風間発言。公明票は動き出したのか、両陣営とも次の出方に神経をとがらせる。 (敬称略) |