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聖地にかける

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聖地にかける タイトル
小畑 沙織 おばた・さおり 1978年4月23日、札幌市生まれ。左利き、オールラウンド型。好きなのはハードコート。2002年釜山アジア大会代表。167センチ、55キロ。ヨネックス。
タイトル

2004/7/11(日)朝刊


小畑 沙織
 ウィンブルドンなど四大大会をはじめ、世界の舞台で活躍する小畑だが、五輪は初出場。「どのような盛り上がりをするのか。五輪独特の雰囲気に最初は戸惑いがあると思う」とは言うものの、「怒ったり、キレたりすることがない」と自ら言うだけに、堅実な活躍をみせてくれそうだ。

 母の雅子さん(54)が通っていた札幌市内のテニスクラブで、5歳からテニスを始めた。吹雪でも練習場通いをやめなかったサウスポーは、札幌前田中2年の時に14歳以下の全国大会で初優勝。東京の富士見丘高に進み、3年のインターハイではシングルス、ダブルス、団体の3冠を達成した。

 1997年にプロ転向。98年の全日本選手権で優勝し、一気に日本女子の頂点に登りつめたが、思わぬ落とし穴が待っていた。その決勝で右ひざ半月板を損傷。体にメスを入れたため、半年以上もツアーを離れた。99年末には世界ランクが953位まで落ちるどん底を味わった。

 だが、小畑は入院生活をその後の成長につなげた。精神的なたくましさを身につけた。小畑は「毎日、練習や試合に追われていたので、テニスのことをゆっくり考えたことがなかった。手術は不安だったが、考え方、課題をたくさん見つけることができ、自分にとっては良い期間だった」と振り返る。

 現在の世界ランクは46位。国内では杉山愛(10位)に続く2番手。今年1月の全豪オープンで杉山を破って3回戦に進んだのは記憶に新しい。昨年の全米オープンでも3回戦に進出しており、現在の目標は「その上のベスト16」(小畑)。国別対抗戦のフェド杯でも日本チームの要だ。

 テニスの日本代表は五輪で84年ぶりのメダル獲得を目指しており、杉山ら代表4人の士気も高い。小畑は「四大大会で味わえない4年に1度の大会で、いままでツアーで経験してきたことをコートの上で表現したい」。海外ツアー続きの中だが、アテネの本番に備えている。


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