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  2007/04/27(木) 朝刊
審判の“演出”教訓に

第10節  札幌 4−3 東京V

前半2分、コーナーキックを頭で合わせ先制のヘディングシュートを決めた曽田(左端)
 東京V戦では審判が試合を演出するアシストもありゲームをより一層おもしろくしてくれた。はっきり言ってうまいジャッジはひとつもなかったのだが…。

 後半3対1と札幌リードの場面で東京VにPKを与えたジャッジである。DFラインの裏に走り込んだ相手FWに対し、曽田がブロックしようとして接触した。GKの高木が前に出てすでに捕球体勢にあったことを考えると?というジャッジ。しかし東京V側からすると決定機を故意に阻んだとしてイエローカードではなくレッドカードだと。

 1点差の競ったゲームであればふつうPKはとれないプレーだったが、2点差だったためビハインドの東京Vにアドバンテージをあたえたという、サッカーにはよくあるジャッジだ。しかし冷静に見ても行き過ぎた演出だったと思う。まあ、演出しているという意識と余裕があればまだまともなのだが…。

 とは言え、こちらにも落ち度がある。曽田がブロックしなくても多分高木がキャッチできていたし、後方から遅れての接触は印象が悪い。高木の正確な位置を曽田は見えていなかったのだろう。それに西谷からの触るだけでゴールという完ぺきなクロスを、ダビがヘディングで外した。そこでとどめを刺していればゲームは4対1で終わっていたかもしれないからだ。勝ったから良かったもののサッカーにはそういう演出も存在するということを覚えておいた方がいい。

 らしくない点の取り合いを制し東京Vを沈めた札幌。これでひとまず第1クールでの強敵との対戦は終了した。開幕戦で京都に惨敗したもののC大阪、仙台、福岡、東京Vとの連戦では2勝2分けと負けなしで乗り切った。上出来というか出来過ぎである。

 残る格下?である愛媛、草津との2戦では一息つきたいところだが、それはそれで難しい相手。必死に走って食らいついてくる相手にサボることは許されない。東京V戦とはまた違った集中力と頑張りが必要になる。

(平川弘=サッカー解説者、元日本代表 )
平川弘の通信簿  ■4月22日 東京V戦(札幌ドーム)

位置
選手名
出場
評価
ひとこと
GK
高木貴弘
1対1は股間も想定
DF
西沢淳二
意地の警告タックル
曽田雄志
危険なら触っちゃだめ
ブルーノ
1点目はくさび潰せず
西嶋弘之
フッキに粘り強く対応
MF
藤田征也
服部抜けずもミスをつく
芳賀博信
あれが反則かよ
カウエ
決勝点は地味な奪取から
西谷正也
ダビに完璧タイミング
大塚真司
可もなく不可もなく
FW
中山元気
得意の流すヘッド
ダビ
光る裏へのランニング

※出場は◎フル出場▽先発途中交代▲途中出場。,評価は○良い△普通×悪い、−は採点不可。
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