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リーグ制覇おめでとう!

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   プロ野球パ・リーグの日本ハムが25年ぶりのリーグ制覇を果たした。プレーオフ第2ステージ第2戦は十二日、満員の札幌ドームで行われ、日本ハムは1−0の劇的なサヨナラ勝ちでソフトバンクを下して2連勝し、3度目のリーグ優勝を地元ファンの前で決めた。二○○四年に北海道に移転して3年目で、道民の熱い応援を支えに大きな夢を実現した。日本ハムは二十一日から前身の東映以来44年ぶり2度目の日本一をかけてセ・リーグ優勝の中日と日本シリーズを戦う。  


 
 
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  • スタンド総立ち 移転3年目の快挙

     日本ハムは、先発の新人の八木が渾身(こんしん)の投球で3安打完封。野手も随所に好守でもり立てた。打線はソフトバンクの斉藤和に抑えられたが、九回、二死一、二塁で稲葉が内野安打を放ち、二塁走者の森本が決勝のホームを踏んだ。

     4万2380人の大観衆で埋まったスタンドは勝利の瞬間、総立ち。就任4年目のヒルマン監督らの胴上げに沸いた。

     日本ハムは東映時代の一九六二年に日本一となり、八一年にリーグ優勝した。パ・リーグにプレーオフ制度が導入された○四年は3位で第1ステージに進んだが西武に敗れ、昨年は5位に沈んだ。

     今季、ヒルマン監督はバントなどの小技を多用する「スモールベースボール」が機能。課題だった投手陣もダルビッシュや八木ら若い投手が成長、武田久、マイケル中村らのリリーフ陣もリーグ屈指の安定感を誇り、少ない点差で逃げ切る必勝パターンを確立した。

     レギュラーシーズンは西武、ソフトバンクとの激戦を制して最終戦で1位通過を決めた。プレーオフ第2ステージは1勝のアドバンテージを得る有利な条件で戦い、札幌ドームでの2連勝で一気に優勝を決めた。

    パ制覇ドキュメント
    一回表 日本ハムの先発八木は上々の立ち上がり。二塁手田中賢の好守もあり、ソフトバンクを3者凡退に仕留める。
    同 裏 2番田中賢がソフトバンク先発の斉藤和から左前打を放つも、小笠原が併殺打。
    二回表 八木は先頭の松中に単打を許すが、続くズレータを併殺打。
    同 裏 新庄の初打席は空振り三振。3者凡退。
    三回表 単打と犠打で一死二塁のピンチに、八木が二塁走者をけん制球で刺す。
    同 裏 二死から金子が三遊間ヒット。森本が二飛に倒れ無得点。
    四回表 大村のセーフティーバントの判定をめぐり、森脇監督代行が猛抗議するも覆らず。
    同 裏 小笠原の中堅への飛球が、ひと伸び足りず。3者凡退。
    五回表 一死後、ズレータの三塁ゴロを稲田が一塁へ悪送球。カブレラ三振の間に、盗塁を試みたズレータも守備妨害でアウト。森脇監督代行が再び、猛抗議。
    同 裏 稲葉一塁ゴロ。新庄三振。稲田が中前打を放つも後続なし。
    六回表 一死二塁のピンチで、八木が気迫の投球で的場、川崎を連続で空振りの三振に仕留める。
    同 裏 二死から田中賢が2本目の安打。続く小笠原は空振り三振。
    七回表 八木が大村、田上、松中を3者凡退に。
    同 裏 二死から新庄が放った痛烈なライナーは三塁正面。この回も3者凡退。
    八回表 一死後、八木が両チーム合わせて初の四球を与える。一人倒れ、井出の三遊間への当たりを金子が好捕、ピンチを救う。
    同 裏 直球、変化球の切れが衰えない斉藤和にまたも3者凡退。
    九回表 的場、川崎、大村がともに左方向へのフライ。森本がきっちり捕球し3者凡退。
    同 裏 森本が四球で出塁し、田中賢が送りバント。小笠原が敬遠の四球で一死一、二塁。セギノールが倒れた後、稲葉の二遊間のゴロが内野安打となる間に、二塁走者の森本がホームにかえり、日本ハムが劇的なサヨナラ勝ち。

    戦い抜いた136戦 レギュラーシーズンを振り返る

     2006年の日本ハムは、バントやヒットエンドランなどの小技を交えたヒルマン監督の「スモールベースボール」で確実に得点し、リーグトップの防御率を誇る強力投手陣がリードを守り切る戦いで勝ち星を重ねた。西武、ソフトバンクとの球史に残るデッドヒートを勝ち抜いて、136試合のレギュラーシーズンで1位通過を成し遂げた激戦を振り返る。
    3月25日 ガッツ1発 躍進の予感

     
     北海道移転後初の地元開幕戦。日本が優勝した野球国別対抗戦から帰国して3日目、開幕前日にチームに合流した小笠原が一回の第1打席で初球を開幕アーチ。さらに四回、稲葉と高橋の適時打で2点を挙げた。金村は7回1失点の好投を見せ、武田久−マイケル中村のリレーで逃げ切った。主砲とエースの活躍で3年ぶりの開幕戦勝利を挙げた。

    ◇札幌ドーム 42,393人
    楽  天 000100000−1
    日本ハム 10020000X−3

    勝 金村1勝
    S マイケル中村1S
    敗 一場1敗
    本 小笠原1号《1》(一場)
    4月15日 新人八木 完ぺき150球

     
     ルーキー左腕の八木が十回まで無安打無失点に抑える150球の力投。救援の武田久、マイケル中村も無安打に抑え、延長十二回で3投手継投によるノーヒットノーランの快記録を達成。延長十二回一死一、三塁から川島の遊ゴロが併殺崩れとなる間に決勝点を挙げた。連敗を5で止めた。

    ◇ヤフードーム 27,743人
    日本ハム 000000000001−1
    ソフト  000000000000−0

    (延長十二回)
    勝 武田久1勝
    S マイケル中村5S
    敗 馬原1敗4S
    4月18日 サプライズ!! 新庄引退へ

     
     本塁打攻勢で3連勝。満塁を含む2本塁打を放った新庄はヒーローインタビューで、「今シーズン限りでユニホームを脱ぐことを決めました」と異例の引退表明。「もうひと花咲かせたいな。頂点に立てたら死んじゃうかも。(ファンは)球場に足を運んで最後のユニホーム姿を目に焼き付けてほしい」とリーグ制覇を誓った。

    ◇東京ドーム 12,560人
    オ  リ 100201000−4
    日本ハム 21003040X−10

    勝 江尻2勝1敗
    敗 セラフィニ3敗
    本 平野恵1号《1》 マシーアス2号《1》(セラフィニ)セギノール4号《1》(セラフィニ)新庄2号《1》(セラフィニ)3号《4》(金子)清原2号《1》(江尻)
    5月11日 6年ぶり単独首位

     
     延長十回一死満塁からセギノールの押し出し四球でサヨナラ勝ち。3試合連続の延長戦を制し、2000年5月1日以来6年ぶりの単独首位に立った。同点の場面で起用された建山、武田久、マイケル中村はいずれも得点圏に走者を出すピンチを招いたが、粘りの投球で切り抜けた。7試合連続登板のマイケルが勝ち投手。

    ◇札幌ドーム 11,822人
    中  日 0002001000−3
    日本ハム 3000000001X−4

    (延長十回)
    勝 マイケル中村1勝10S
    敗 デニー友利1敗
    6月1日 守護神 奮闘も…

     
     2点リードの九回二死二塁からマイケル中村が二岡に中越えの同点2ランを浴び、延長十二回には一死一塁から武田勝が小久保に勝ち越し2ランを打たれ、逆転負け。武田久が4点差を守れず逆転負けした前日に続いて救援陣が打たれて2連敗。開幕からリーグトップの防御率を誇ってきた投手陣に疲れが目立ち、連敗は5まで伸びた。

    ◇札幌ドーム 40,571人
    巨  人 010300022002−10
    日本ハム 000304100000−8

    (延長十二回)
    勝 豊田1勝1敗9S
    敗 武田勝1勝1敗
    本 李承ヨプ14号《1》(八木)高橋2号《3》(グローバー)二岡11号《2》(マイケル中村)小久保13号《2》(武田勝)
    7月7日 45年ぶりの11連勝

     
     球団最多連勝記録に並ぶ45年ぶりの11連勝で、首位西武に0・5ゲーム差。2試合連続の2けた安打の14安打で7得点。ダルビッシュは、八木から借りた背番号「29」のユニホームでマウンドに上がり、7回4安打1失点で5勝目。翌日はリードを守れず、延長十回逆転サヨナラ負けで、球団新記録と1位浮上はならず。

    ◇インボイス 13,221人
    日本ハム 010001104−7
    西  武 001000000−1

    勝 ダルビッシュ5勝5敗
    敗 グラマン3勝5敗
    7月26日 森本サヨナラ 球宴後好発進

     
     延長十回二死から高橋、飯山、金子の3連打で満塁とし、森本が楽天・福盛のスライダーを左中間にはじき返し、劇的なサヨナラ勝ち。十回に3三振を奪う好投を見せた4番手のマイケル中村に勝ち星がついて3勝目を挙げた。オールスター戦明けの後半戦は白星スタート。今季の主催試合の観客動員数が100万人を突破した。

    ◇札幌ドーム 18,450人
    楽  天 0000003010−4
    日本ハム 0000000311X−5

    (延長十回)
    勝 マイケル中村3勝1敗23S
    敗 福盛2敗16S
    本 山崎武11号《1》(金村)藤井3号《2》(金村)
    8月19日 七回に猛攻 節目の60勝

     
     4点差を追う七回に一挙5点を奪う大逆転劇で60勝目。六回まで、1安打1失点に抑えられていたロッテ小野がアクシデントで七回に降板すると、二死から稲葉の16号ソロ、小田、金子、森本の適時打で5点を挙げる猛攻で一気に試合をひっくり返した。この試合からの7連勝を含めて、シーズン終了まで23勝6敗、勝率7割9分3厘の驚異の快進撃の起点となった。

    ◇千葉 31,024人
    日本ハム 001000500−6
    ロッテ  112100000−5

    勝 武田勝3勝1敗
    S マイケル中村3勝1敗27S
    敗 バーン3勝4敗
    本 ワトソン4号《1》(ダルビッシュ)金子6号《1》(小野)パスクチ10号《2》(ダルビッシュ)青野5号《1》(武田勝)稲葉16号《1》(藤田)
    8月31日 延長十一回 稲葉劇的打

     
     延長十一回無死満塁、稲葉のこの日4本目となる右前打でサヨナラ勝ち。2点差を追う七回には田中賢の適時打と、二死満塁からの新庄の押し出し四球で追いついた。上位3強のデッドヒートの中で絶対に負け越せないホームでの楽天3連戦を2勝1敗とした。

    ◇札幌ドーム 14,293人
    楽  天 10120100000−5
    日本ハム 00200120001X−6

    (延長十一回)
    勝 マイケル中村4勝1敗31S
    敗 吉田1勝1敗1S
    本 小笠原28号《2》(グリン)セギノール18号《1》(グリン)
    9月27日 連勝でレギュラーシーズン首位通過

     
     札幌ドームでの最終2連戦でソフトバンクに連勝、レギュラーシーズン1位を決めた。1点を追う四回、和田から田中賢とセギノールのソロ2発で逆転。先発の武田勝が粘りの投球で5回1失点、プロ初救援のダルビッシュ、武田久、マイケル中村とつなぎ逃げ切った。マイケルはリーグ新記録の39セーブで1位通過に花を添えた。

    ◇札幌ドーム 43,473人
    ソフト  001000000−1
    日本ハム 00020020X−4

    勝 武田勝5勝2敗1S
    S マイケル中村5勝1敗39S
    敗 和田14勝6敗
    本 田中賢7号《1》(和田)セギノール26号《1》(和田)