日本のエース
2002年1月10日(木)掲載 

6.ショートトラック 寺尾悟

26歳 トヨタ自動車  準備は万端 メダルへ自信


 長野のような焦りや気負いはない


  スピードスケート・ショートトラックで、メダル獲得の期待を一身に背負う。長野五輪に続く金メダルを目指す男子500メートルの西谷岳文(メッツ)が、昨年末に左足首を骨折。2連覇は微妙となり、寺尾への期待はさらに大きくなった。

寺尾悟の写真
メダルの期待を一身に背負う寺尾悟
 国内の代表選考競技会の五輪種目6レース中4レースを制し、個人種目の男子500メートル、1000メートル、1500メートルすべての出場が確実だ。

 長野五輪もエースだった。しかし500メートルは準々決勝敗退、1000メートルは9位。当時は「(不振の)理由を考えたくもなかった」と落胆したそうだが、今では「断続的にけがに悩まされ、ブレード(刃)も調子が悪かった」と冷静に振り返ることができる。そしていま、「長野のような焦りや気負いはない」と言い切る。

 今季は、夏場に自主的に取り組んだ陸上トレーニングで筋力を鍛え、ほとんどけががない。「勝負は4年前から始まっている。目先のことを気にせず、五輪まで広く見渡して、一つ一つの課題に取り組んできた」。五輪への態勢は整った。

 2、3番手に位置を取り、レース終盤に機を見て抜く展開を得意としてきた寺尾が、最近はどの種目でも序盤から積極的に先頭に出る。「世界では、最初から全力を出しきらないと勝てない」。3度目の五輪を過去最高の状態で迎える自信が、寺尾の顔にあふれる。


 

5.スケルトン 越和宏

北海道新聞
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