■2月25日 怒りの感情は見たくない
eyes 取材メモから
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■社会部・鷲見浩二
喜び、怒り、哀(かな)しみ…。ソルトレークの街にこの2週間、そんな感情が交錯した。
メダルを手にすれば喜び、不正採点でもめれば怒り、力を出し切れず終われば哀しむ。一人一人の人生すら集約したような場面の連続は、五輪という舞台ならではのものだろう。
だが、本当は、怒りの感情はあまり見たくなかった。フィギュアスケートの採点問題を皮切りに、“米国寄り”の五輪をロシアや韓国などが、激しい怒りとともに批判した。
ロシアは大会からの引き揚げまでちらつかせて五輪運営に苦言を呈した。国際問題にまでなりかねない雰囲気だった。
もちろんスポーツはフェアでなければいけない。だから、アンフェアな裁定には怒りが出て当然だ。だが、思惑も絡めて、怒りを誇張するような態度も、フェアではないように思えた。
日本語にはいい言葉がある。喜怒哀楽。最後の“楽しみ”こそが五輪に本来必要なものだ。
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