酪農・畜産の構造改革 消費者も考えて
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確認検査は3種類の方法(ウエスタンブロット法、病理組織検査、免疫組織化学検査)をすべて行うことになり、これでは時間がかかって流通に大きな影響が出ます。3種類のうちウエスタンブロット法だけではだめなんですか。
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| 品川 |
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日本の検査は食肉処理されるすべての牛が対象です。日本より早く狂牛病が発生した欧州では生後30カ月以上の牛が検査対象で、日本で対象に入る生後30カ月未満の検査データは欧州にもありません。このため厚生労働省の専門家会議はウエスタンブロット法だけでは判断できないという結論になりました。一定のデータが蓄積された段階で、3種類とも必要かをあらためて検討する予定です。
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3種類の検査を行うのに1週間は必要と聞きました。
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| 品川 |
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帯畜大では免疫組織化学検査の結果まで2日間ぐらいです。
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スイス方式参考に解体方法見直し
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食肉解体の際、病原体の異常プリオンが肉に付着するのでは。
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| 柳沢 |
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日本で行われている「背割り」という解体方法は危険性が指摘されていますが、実際には病原体が飛散する可能性は低い。この分野の先進国スイスでは首の部分から真空ポンプで危険部位の脊髄(せきずい)を除去しており、今後、全国にモデル地域を決め試験導入する方向です。
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肉骨粉が感染源とされています。肉骨粉は農家で死亡した家畜も原料としているのですが、その製造が禁止されたら死亡家畜の処理はどうなるのでしょうか。
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| 三上 |
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現在も肉骨粉は製造されていますが、飼料用に出荷されることはなくなっています。今は死亡家畜や畜産副産物をただ加工している状態。当面は在庫も含めて肉骨粉を全部、焼却することになると思います。
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肉骨粉は鶏や豚の飼料になっていたそうですが。
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| 品川 |
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鶏にもプリオンに相当するタンパクがありますが、牛などとは構造が違い、こうした種の違いから感染の可能性はほとんどありません。豚は異常プリオンを入れたえさを食べさせる実験でも発症しないので、安全と言われています。
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国が感染路究明の実験を計画
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国内で狂牛病が発生した原因は輸入品の肉骨粉、羊のプリオン病「スクレイピー」、1頭だけ突然発生したなどが考えられますが、これらも含めて原因が分からないと、有効な予防もできないのでは。
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| 品川 |
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感染路の究明については感染牛から採取した検体とマウスを使い、国が実験を行う計画です。結果が出るまでに2年はかかるでしょう。
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狂牛病問題を機会に、国公有林を有効利用して草地を広げ、輸入飼料に頼らない酪農・畜産を確立する運動を北海道発で始められないか。
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| 堀 |
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大地を活用した飼育管理の観点が失われ、今回の問題を招いたという意見には同感です。道は牧草飼育の拡大に取り組む方針なので、国公有林を活用する手法も、その中で提案していきたいと思います。
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日本の酪農畜産構造そのものが問題だったともいえますね。
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| 堀 |
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人間の都合で牛本来の姿を無視した酪農・畜産が行われてきたという点では、北海道にも当てはまる現実でしょう。しかし、農家が牛乳をミネラルウオーターの4分の1の値段でしか出荷できない状態で、現状をどう変えていくのか? これについては生産者と消費者が一緒に考えていく必要があります。
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