北海道新聞
2005/02/06(日)
「自由な金欲しくて上層部がつくった」 警察裏金で原田さんら訴え 福岡でシンポ 【写真】
福岡で開かれた警察裏金問題のシンポジウムで発言する原田宏二氏
 全国で相次いで発覚している警察の裏金問題について話し合うシンポジウムが五日、福岡市の福岡県弁護士会館で開かれ、元道警釧路方面本部長の原田宏二氏が「裏金は上層部が自由に使える金が欲しいからつくられたものだ。(道警が言っている)慰労で使ったというのはきれいごと」などと訴えた。

 市民オンブズマン福岡(代表・児島研二代表)の主催で、約百人が出席。原田氏のほか、元弟子屈署次長の斎藤邦雄氏、「明るい警察を実現する全国ネットワーク」事務局長の清水勉弁護士、オンブズえひめの今川正章弁護士らが意見を交わした。

 原田氏は「協力者とは誰のことかという規定も協力者にいくら払うという基準もなかった。道警の調査では裏帳簿も出てきていないのに、なぜ慰労として使ったといえるのか。私も莫大(ばくだい)な金を使った。道警から返還を請求されてはいないが、私は間違ったことをした人間として私なりの方法でおわびを示したい」と述べた。

 斎藤氏は「裏金づくりはあほらしく、何のためにやってるのかと思っていた。今後は現場で裏金づくりに協力する者はいなくなるのではないか」と話した。

 また、長崎、福岡、群馬などの各県警の元警察官が「名古屋や大阪にカラ出張に行ったことになっていた。告発したが、誰もついてきてくれなかった」「本人の知らぬまま北海道や大阪に行ったことにして裏金をつくっていた」など次々と証言した。

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