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洞爺湖温泉町で一時帰宅 1カ月半ぶり 41世帯が対象 |
| 【虻田】有珠山噴火で依然、避難指示地域となっている胆振管内虻田町の洞爺湖温泉町の一部で十六日午前、一時帰宅が初めて実施された。金比羅山火口群に近く危険なため、
これまで立ち入りが認められなかった。避難住民たちは喜びと緊張が入り交じった複雑な表情をのぞかせながら、一月半離れていたわが家に戻った。 虻田町が現地対策本部など関係機関の支援を受けて実施。洞爺湖温泉街の北西側に位置する珍小島地区の四十一世帯を対象に、各世帯一人、三十分間に限って帰宅させた。 各避難所などから虻田町内の旧月浦小学校に集合した避難住民は三十六人。第一陣として、十三人がヘルメットをかぶり緊急無線の受信機を持って、消防車両四台に分乗した。 上空からヘリが監視する中、先導車やシェルター代わりの保冷車が午前十時に出発、珍小島地区内に配備されると、住民を乗せた消防車両が隊列を組んで、噴煙を上げる火口群ま で二キロ弱に迫る同地区に入った。 道路や屋根に降灰はほとんど見られず、住民は車両から降りると、足早に自宅に向かい、慌ただしく荷物をまとめて戻った。中学校教諭の大水孝平さん(52)は「家は無事だったが、 道路はめくれあがったり、ひび割れしていた」と話した。 一時帰宅は十七日以降、虻田町泉地区の一部や洞爺湖温泉町の東側地区でも行う。 一方、十六日午前、上空からヘリ観測した火山噴火予知連絡会有珠山部会によると、火山活動に大きな変化はなかったが、西山西側の火口群に新たな割れ目が見つかり、白い噴 気を上げているのが確認された。 |